「いつもの梅酒と違うものを作ってみたい」「みりんが余っているけど、梅酒は作れるの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?実は、みりん 梅酒は、ホワイトリカーで作る梅酒とは一味違った、こっくりとまろやかな味わいが楽しめる、知る人ぞ知る自家製酒です。しかし、正しい知識なしに作ると失敗しやすいのも事実。この記事では、みりん梅酒の魅力から、失敗しないための重要なポイント、具体的なレシピ、そして美味しい飲み方まで、徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたも絶品みりん梅酒作りの名人になれるはずです。

そもそも、みりん梅酒とは?ホワイトリカーとの違い

みりん梅酒がどんなものか理解するために、まずは定番のホワイトリカー製梅酒との違いを見ていきましょう。最大の違いは、ベースとなるお酒の特性にあります。

特徴 みりん梅酒 ホワイトリカー梅酒
ベースのお酒 本みりん(もち米、米麹、焼酎が原料) ホワイトリカー(無味無臭の蒸留酒)
風味 お米由来の深いコクと上品な甘み スッキリとクリアで梅の風味が際立つ
味わい まろやかで、とろりとした口当たり ドライでキレがある
琥珀色が濃く、美しい照りがある 淡い黄金色
アルコール度数 約14%(本みりん)からスタートし、梅のエキスで少し下がる 35%からスタートし、完成時でも20%前後と高め
おすすめの人 甘口でコクのあるお酒が好きな人、アルコール度数が低いお酒を好む人 梅本来の酸味や香りを楽しみたい人、しっかりとしたアルコール感を求める人

このように、みりん 梅酒は、みりん自体が持つ豊かな風味と甘みを活かした、デザートワインのような贅沢な味わいが特徴です。

みりん梅酒作りに挑戦!知っておくべき3つの重要ポイント

「じゃあ、早速作ってみよう!」と思う前に、絶対に押さえておくべき3つのポイントがあります。これを守らないと、カビが生えたり、美味しくなかったりと、残念な結果になってしまう可能性があります。

ポイント1: 必ず「本みりん」を選ぶこと

これが最も重要なポイントです。スーパーには「本みりん」の他に「みりん風調味料」や「発酵調味料」が並んでいますが、梅酒作りに使えるのは「本みりん」だけです。

  • 本みりん: アルコール分が約14%含まれており、食品の防腐効果があります。もち米由来の糖分が上品な甘みを生み出します。
  • みりん風調味料: アルコール分は1%未満。水あめなどの糖類でみりんの味を再現したもので、防腐効果がありません。これを使うと梅がすぐに腐ってしまいます。
  • 発酵調味料: アルコール分は含まれますが、塩分が加えられているため、梅酒作りには向きません。

発酵料理研究家、佐藤久美子さんのアドバイス
「みりん梅酒の成否は、原材料選びで8割決まります。特に『本みりん』を使うことは絶対条件。ラベルの原材料表示を見て、『もち米、米麹、焼酎(または醸造アルコール)』と書かれているものを選んでくださいね。これが美味しい梅酒への第一歩です。」

ポイント2: 砂糖の量を調整する

本みりんはそれ自体にしっかりとした甘みがあります。そのため、ホワイトリカーで梅酒を作る時と同じ量の砂糖を入れると、甘すぎてくどい味になってしまいます。一般的なレシピの50%〜70%程度の量から始めるのがおすすめです。甘さ控えめが好きな方は、さらに少なくしても良いでしょう。

ポイント3: アルコール度数と保存性への理解

本みりんのアルコール度数は約14%です。これは、35%のホワイトリカーに比べてかなり低いです。アルコール度数が低いということは、殺菌・防腐効果が弱いということ。そのため、以下の点に注意が必要です。

  • 瓶の消毒を徹底する: 煮沸消毒やアルコール消毒を完璧に行いましょう。
  • 梅の水気をしっかり拭き取る: 水分が残っているとカビの原因になります。
  • 冷暗所で保管する: 温度変化の少ない、涼しい場所で保管してください。
  • 早めに飲み切る: 長期熟成も可能ですが、ホワイトリカー製に比べるとデリケートです。1年〜2年を目安に楽しむのが良いでしょう。

【永久保存版】失敗しない!みりん梅酒の基本レシピ

それでは、いよいよ具体的なレシピをご紹介します。ポイントさえ押さえれば、作り方はとても簡単です。

本みりんを使った梅酒の作り方で準備する青梅と氷砂糖本みりんを使った梅酒の作り方で準備する青梅と氷砂糖

材料

  • 青梅: 1kg
  • 本みりん: 1.8L
  • 氷砂糖: 400g〜600g(お好みで調整)
  • 保存瓶: 4Lサイズ(事前にしっかり消毒しておく)

作り方

  1. 梅の下処理: 青梅は優しく水洗いし、たっぷりの水に1〜2時間浸けてアク抜きをします。
  2. 水気を拭き取る: アク抜きが終わったら、ザルにあげて水気を切ります。その後、キッチンペーパーや清潔な布巾で、一粒ずつ丁寧に水気を完全に拭き取ります。傷んでいる梅があれば、この段階で取り除きましょう。
  3. ヘタを取る: 竹串や爪楊枝を使って、梅のヘタ(なり口の黒い部分)をきれいに取り除きます。この作業を丁寧に行うことで、えぐみや雑味のないクリアな味わいになります。
  4. 瓶に詰める: 消毒した保存瓶に、梅と氷砂糖を交互に、層になるように詰めていきます。「梅→氷砂糖→梅→氷砂糖」といった具合です。
  5. みりんを注ぐ: 全ての梅と氷砂糖を入れ終えたら、本みりんを静かに注ぎ入れます。梅が空気に触れないよう、しっかりとかぶるまで注ぐのがポイントです。
  6. 冷暗所で保存: 瓶の蓋をしっかりと閉め、冷暗所に保管します。最初の1ヶ月くらいは、時々瓶を優しく揺すって、砂糖が均一に溶けるようにしてあげましょう。

自家製みりん梅酒を漬け込んだガラス瓶と熟成の様子自家製みりん梅酒を漬け込んだガラス瓶と熟成の様子

みりん梅酒、いつから飲める?飲み頃と味の変化

漬け込みから最低3ヶ月経てば飲むことができますが、本当の美味しさを楽しむなら半年から1年は熟成させたいところです。

  • 3ヶ月後: フレッシュな梅の香りと酸味が感じられる、爽やかな味わい。
  • 半年後: 梅のエキスがしっかり溶け出し、みりんのコクと調和してきます。味に丸みが出て飲みやすくなります。
  • 1年後: 味の角が完全にとれ、とろりとした深みのある、まろやかな味わいに。色も美しい琥珀色に変化します。

みりん梅酒の楽しみ方と活用術

完成したみりん梅酒は、そのまろやかな甘さを活かして様々な楽しみ方ができます。

  • ロック: まずは氷を浮かべて、本来の味をじっくりと味わってみてください。
  • ソーダ割り: 爽やかに楽しみたいならソーダ割りがおすすめ。甘さが抑えられ、食事にも合わせやすくなります。
  • お湯割り: 冬の寒い日には、お湯で割ると体が温まります。梅とみりんの香りがふわりと立ち上り、リラックス効果も抜群です。
  • 料理酒として: この梅酒は、実は優れた調味料にもなります。特に煮込み料理との相性は抜群で、お肉を柔らかくし、臭みを消し、上品な甘みとコクを加えてくれます。例えば、絶品の鶏肉 梅酒 煮は、この梅酒のポテンシャルを最大限に引き出すレシピの一つです。他にも、様々な梅酒 料理に挑戦してみるのも面白いでしょう。

発酵料理研究家、佐藤久美子さんのアドバイス
「みりん梅酒は、豚の角煮や魚の煮付けに少量加えるだけで、プロの味にぐっと近づきますよ。みりんの旨味と梅の酸味が、素材の味を深く引き立ててくれるんです。まさに『飲む調味料』ですね。どのように梅酒 を 料理 に 使うか、その可能性は無限大です。」

また、梅酒が出来上がった後のお楽しみは、なんといっても梅の実そのもの。そのまま食べるのも良いですが、少し手を加えるだけで絶品スイーツやおかずになります。詳しい梅酒 梅 の 実 レシピを知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

よくある質問

最後に、みりん梅酒に関するよくある質問にお答えします。

どんな本みりんを使えばいいですか?

原材料が「もち米、米麹、焼酎(または醸造アルコール)」のみの、シンプルなものがおすすめです。醸造方法によっても風味が異なるので、いくつか試してお好みのものを見つけるのも楽しいでしょう。まずは普段お料理に使っている本みりんで試してみるのが手軽です。

みりん梅酒は腐りやすいですか?

ホワイトリカー製に比べてアルコール度数が低いため、相対的にはデリケートです。しかし、瓶の消毒を徹底し、梅の水気をしっかり拭き取り、冷暗所で保管するという基本を守れば、簡単に腐ることはありません。1年以上美味しく楽しんでいる方もたくさんいます。

アルコール度数はどのくらいになりますか?

ベースとなる本みりんが約14%で、梅から水分(エキス)が出ることで、完成時のアルコール度数は10%〜12%程度に落ち着くことが多いです。ワインと同じくらいの度数と考えるとイメージしやすいでしょう。

自分で梅酒を作るのは法律的に問題ありませんか?

家庭で自分で消費する目的で、アルコール度数20度未満のお酒に果物などを漬け込むことは、酒税法で認められています。本みりんの度数は20度未満なので、この範囲であれば問題ありません。ただし、これを販売すると違法になります。より詳しい梅酒 自家製 法律に関する情報については、こちらの記事で詳細を確認することをおすすめします。

ホワイトリカーで作るより美味しいですか?

これは完全に好みの問題です。どちらが優れているということではなく、全く別の魅力を持った飲み物と考えるのが良いでしょう。梅のキリッとした酸味や香りをストレートに楽しみたいならホワイトリカー、お米由来のまろやかな甘みとコク、複雑な味わいを楽しみたいならみりん 梅酒がおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?みりん 梅酒は、いくつかの重要なポイントさえ押さえれば、誰でも家庭で手軽に作れる、非常に奥深い味わいのお酒です。

  • 必ず「本みりん」を使う
  • 砂糖の量は控えめにする
  • 衛生管理と保存場所に気をつける

この3つを心に留めておけば、きっとあなただけの絶品梅酒が完成するはずです。ホワイトリカーの梅酒とはまた違う、こっくりと優しい甘さのみりん梅酒。飲むだけでなく、料理にも活用できる万能さも魅力です。今年の梅の季節には、ぜひ一味違ったみりん梅酒作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。きっと、自家製酒の世界がさらに広がりますよ。

Last Updated on 15/10/2025 by 寒紅梅酒造株式会社

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